第70回国家試験の感想
第70回国家試験について、本日3/21(木)合格発表がありました。同時に合格率も発表され、全体の合格率は76.8%(昨年より0.8%ダウン)、新卒の合格率は88.0%(昨年より1.5%ダウン)となりました。合格率を見る限り今年の国家試験は、例年通りの難易度だったと思われます。(過去6年間の合格率を比較しても、合格率だけみるとちょうど中間になる)
全体の総評については前述の通り、例年通りの難易度でした。
分野ごとの感想としては、科目によって難易度差にバラツキがあった印象です。特に臨床免疫学は易化の印象が強く、過去問をしっかりと取り組んでいれば9割も目指せる内容でした。逆に今回の免疫学で半分以上落としてしまうと、かなり厳しい戦いになったのではないでしょうか。
他には臨床血液学が少し難しい印象がありました。血液学を得点源にしていた方にとっては勝負の分かれ目になったかもしれません。他には臨床生理学ではパッと見、なんだこりゃ!という問題もあり、そういう問題が出た時にいかに平常心で問題に取り組めるか、模試などの普段の演習の姿勢が試されたかもしれません。
計算問題に関しては全体を通して少なかった印象です。当塾では計算問題を積極的に得点できるよう指導しているので、医用工学の計算問題はきっと正解してくれていると思います。特に1点、2点で合格を逃した方は計算問題についても、しっかり強化するのが良いと思います。
AMとPMの難易度の印象では、ほぼ変わらない、またはAMの方が若干難しい印象を受けました。ただ、これに関しては個人差があると思いますし、あくまで私の感想ですのでご了承ください。
何はともあれ、一年間お疲れ様でした。春から検査技師として働く方、もう一年勉強する方、いずれにしろ勉強からは逃れられません。成長するためには学び続けるしかないのがこの世界です。4月からの皆さんのご活躍をかげながら応援しています!(塾長)